【阪急杯】浜中 復帰即V!ベストアクター重賞初制覇導いた「追っての反応良かった」

[ 2020年3月2日 05:30 ]

阪急杯を制し握手する鹿戸雄一調教師(左)と浜中騎手(撮影・亀井 直樹)
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 「第64回阪急杯」が阪神競馬場で行われ、ベストアクターが鮮やかに差し切り、3連勝で重賞初挑戦V。初コンビの浜中俊(31)は落馬負傷からの復帰週に昨年ダービー(ロジャーバローズ)以来の重賞制覇を飾り、存在感をアピールした。 レース結果

 爽やかな笑顔がターフに戻ってきた。浜中は昨年11月24日に落馬負傷。約3カ月の休養を経て、今週の開催から復帰した。阪神6Rのアイキャンテーラーで久々に勝利。8Rで白星を重ね、メインはベストアクターとの初コンビ。中団10番手から運び、直線は力強く脚を伸ばして外から差し切った。

 「理想的なポジションを取ることができた。追っての反応も良かったです。ケガをして、たくさんの人に心配をかけた。ここまでこられたのは支えてくださった皆さんのおかげ。無事にいい結果を出せて、皆さんに安心してもらえればと思います」

 ベストアクターはデビュー5戦目(9着)の後、去勢を行った。鹿戸師は「去勢してから体調を維持できるようになった。この日はダイナアクトレスの命日で、そういう日に勝てて良かったですね」としみじみ。静けさが漂う仁川の空に、祖母の後押しもあったか。この後は体調を見ながら、京王杯スプリングC(5月16日、東京)から安田記念(6月7日、東京)を予定。今度はたくさんの観客が詰まった舞台で、飛びっ切りの好演を期待しよう。

 ◇ベストアクター 父ディープインパクト 母ベストロケーション(母の父クロフネ)セン6歳 美浦・鹿戸厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績12戦6勝 総獲得賞金1億1373万8000円。

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