JRA初の無観客開催も大きな混乱なし 即PAT新規加入者は5倍と激増

[ 2020年3月2日 05:30 ]

無観客競馬となった中山競馬場(撮影・西川祐介)
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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中央競馬は2月29日から76年ぶり(JRAとしては初)となる無観客開催をスタート。昨年は3場合計で約6万人を動員した日曜開催も無観客で行われたが、各競馬場で大きな混乱はなかった。昨年、約3万人の歓声が飛んだ中山記念もレース中に響いたのは蹄音と実況音声のみだった。

 売得金は3場合計で262億2562万5800円(前年比79・9%)と落ち込んだ。ただ、2月29日の即PAT新規加入者は1万4763人で、昨年中山記念前日の2984人からおよそ5倍と激増。ネット投票による売得金に限れば前年比114・9%と数字を伸ばした。

 「この状況に不安はあるが、ファンの皆さんに見てもらっているという意識を常に持って、全力でレースに集中していきたい」と騎手クラブ副会長の福永。関係者は前を向いて競馬に取り組んでいる。

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2020年3月2日のニュース