【住之江・グランプリシリーズ】馬場 SG2V!GP出場選手で初「まくり差しだけ考えた」

[ 2019年12月23日 05:30 ]

<住之江>シリーズ優勝戦を制し笑顔の馬場(撮影・奥 調)
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 得意技がサク裂した。馬場は3コースからのまくり差しで鋭く切れ込むと、BSはイン木下とのマッチレース。2M先マイで片を付けて、昨年11月の芦屋チャレンジカップに続いてSG2度目の優勝に輝いた。

 「まくり差しだけを考えていました。出足が凄くしっかりしていたので、何とか持ってくれましたね。ボートレースの面白さをファンに見せられたかな、と思います。優勝できて素直にうれしいです」

 準優勝戦も5コースからのまくり差しで1着。“イン絶対優位”の現代ボートレースに待ったをかける結果に胸を張った。

 “格上”の意地を見せた。グランプリ出場選手がシリーズ戦を制するのは史上初だった。今年は賞金ランク9位で初の金のヘルメットを目指したがトライアル1st初戦で不良航法により減点。2nd進出への扉は閉ざされていた。それでも気持ちを持ち直しての頂点に「メンタルを鍛えられたと思う」と納得の表情を見せた。

 「また来月からグランプリ出場を目指して、一歩ずつ進んで行きたいです」

 来年の決戦では12Rの後に最高の笑みを振りまいてみせる。

 ◆馬場 貴也(ばば・よしや)1984年(昭59)3月26日生まれ、京都府出身の35歳。03年11月に滋賀支部所属の93期生として三国でデビュー。07年5月にびわこで初優勝。SGは昨年の芦屋チャレンジカップで初制覇、4優出2V。通算1163勝、39V。主な同期は渡辺浩司、長田頼宗ら。身長1メートル67、血液型A。

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