【JBCスプリント】「浦和」味方に史上3頭目金星へ ブルドックが面白い

[ 2019年11月1日 05:30 ]

17年レディスクラシックを優勝したララベル(右)。これに続く2年ぶり史上3頭目の地方馬勝利なるか
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 【地方からの風】4日に行われるJBC競走がいよいよ3日後に迫ってきた。今年は初めてとなる浦和での開催。19回目を迎え、これで南関東4場をコンプリートした形だ。また来年は8回目となる大井での開催と同時に門別で2歳馬の競走JBC2歳優駿が新設されることになっている。

 この18年で地方馬の勝利はわずか2回。07年フジノウェーブ(スプリント、大井開催)と17年ララベル(レディスクラシック、大井開催)だけで、クラシックに至ってはまだ一頭も勝利を手にしていない状況だ。

 今年を占えば浦和というトリッキーなコースが地方馬に味方して金星を挙げそうな予感がする。浦和の繁田の言葉を借りれば「騎手にとっては乗りづらいコース。その分、経験している南関東の騎手にとっては間違いなくアドバンテージがある」なら一層期待が膨らむ。

 地元・浦和の小久保師はJRA重賞勝ちのあるセンチュリオン(クラシック)をはじめ3レースすべてに多頭数出しで8頭をスタンバイ。タイトル獲りへ執念を燃やす。中でも記者が面白い存在と見ているのがスプリントに出走するブルドッグボスだ。徹底先行型で人気を背負うコパノキッキングとノブワイルドが超ハイペースをつくれば差し脚鋭いこの馬の出番も十分。今年は2年ぶり史上3頭目の地方馬勝利を見てみたい。 (矢内 浩美)

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2019年11月1日のニュース