【日本ダービー】サートゥルナーリア坂路でキビキビ　暑さも不安なし

　G1「日本ダービー」（26日、東京）に出走する関西馬はレース前日に東京競馬場へ輸送するため、金曜がトレセンでの最終調整となる。無敗で2冠獲りに挑む皐月賞馬サートゥルナーリア（牡3＝角居）はこの日、角馬場で体をほぐした後、坂路へ。キビキビした脚さばきで駆け上がり、ラスト1Fは13秒8をマークした（全体4Fは60秒4）。辻野助手は「追い切り後もカイ食いは落ちることなく、いい体つきで出せる」と仕上がりに太鼓判を押す。

　ダービー当日、東京競馬場の気温は30度以上になる予報。この日のトレセンも調教時間中に20度を超え、汗ばむほどの暑さだった。「暑さに弱い馬は、これぐらいの気温でも目の回りが黒くなったりするが、そういうところはみせていない。昨年のデビューも6月だったし、暑さには比較的、強い方かもしれませんね」と不安はなさそう。それでも「大きい扇風機を持っていくなど、しっかり対策はしたい」。05年ディープインパクト以来となる無敗での“二冠制覇”へ万全の態勢で挑む。