【福島牝馬S】姉の背中追って シリエージョが新星候補

[ 2019年4月17日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=16日】この果敢な挑戦にはオサムも思わず「あり!!」と叫んだ。1着馬にヴィクトリアM優先出走権が与えられる福島牝馬Sは例年フルゲートに近いメンバーがそろうが、今年は手薄。参戦を決意したのはカレンシリエージョ。1000万を勝ち上がった勢いで即重賞に乗り込む。案の定、鈴木孝師は強気だ。

 「格上挑戦になるけど、条件的にはここが一番いい。前で飛ばす馬もいるし少頭数ならスムーズに競馬ができる。牝馬同士ならやれても」

 手応えの背景には血統がある。姉が17年ヴィクトリアMを制したアドマイヤリード。思えば姉も“遅咲き”だった。オープン入りが12戦目。待望の初重賞が14戦目、4歳春のヴィクトリアM。妹も当然この舞台は意識するところだろう。

 「4コーナーではないと思った」(鈴木孝師)位置から強烈な切れ味を発揮した前走の太宰府特別が本格化の兆し。古馬牝馬路線に新星誕生の予感がする。

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2019年4月17日のニュース