【鳴門・四国地区選手権】“インテリ”河野 G1初優出で初優勝

[ 2019年2月16日 05:30 ]

G1初優出で初優勝を果たした河野
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 ボートレース鳴門のG1「第62回四国地区選手権競走」は15日、第12Rで優勝戦が行われ、河野大(30=徳島)がカド4コースからまくり差して勝利。G1初優出で初優勝を決めた。2着に興津、3着には市橋が入った。

 中央大卒のインテリレーサーが大仕事をやってのけた。4カド発進となった河野には絶好の展開だった。3枠・市橋のまくりにイン重成が抵抗。ポッカリ空いた所にまくり差しを届かせた。BSで重成との一騎打ちとなったが、2Mで冷静に先マイを決めて勝負あった。

 「エンジンは出足型で仕上がっていました。優勝するためには“まくってやろう”という気だったけど、展開を突くということも頭にはありました」

 今年の当地正月戦では、同じ4カドからF。悪夢を振り払った価値ある勝利だった。「レース直前になってFのことを思い出しましたけど」。気持ちを切り替えコンマ11発進を決めた。

 「もっと優勝回数を重ねて、クラシックに出られるようにしたい」

 本来なら来月に行われる戸田クラシックの出場権獲得となるが、F休みと重なることでSGデビューはお預けに。それでも、夫人との約束であるA1初昇級へ向け気持ちは前向きだ。「実力はまだまだなので、もっと練習して強くなりたい」。今期勝率は現在6・40を超えており射程圏内。ニューヒーローが目標に向かって突っ走る。

 ◆次走 重成一人、興津藍の次走は26日からの津G1つつじ賞王座決定戦。松井繁、白井英治、菊地孝平、毒島誠、峰竜太ら強豪と優勝を争う。市橋卓士は20日からの住之江一般戦。江口晃生、平田忠則、赤坂俊輔らが参戦。河野大は3月21日からのとこなめ一般戦。西山昇一、上平真二、坂口周らが出場。三嶌誠司は22日からのとこなめ一般戦。樋口亮、吉田俊彦、西山貴浩らが相手。竹田吉行は20日からの江戸川一般戦。馬場貴也、鶴本崇文、山田康二らとVを争う。

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2019年2月16日のニュース