競馬学校で卒業式 岩田次男・望来「世界中から依頼来る騎手に」 3・2以降に順次デビュー

[ 2019年2月12日 14:57 ]

<競馬学校騎手課程第35期生卒業式>卒業式を終え父・岩田康誠騎手と笑顔で記念撮影におさまる岩田望来(撮影・郡司 修)
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 競馬学校騎手課程第35期生の卒業式が12日、千葉県白井市の同校で行われ、新規騎手免許試験に合格した7人が式典に臨んだ。式典では日本騎手クラブ会長として武豊が祝辞。「JRAの騎手として誇りを持って全力で精進してほしい。共に競馬を盛り上げていきましょう。一緒にレースに乗れることを楽しみにしています」とエールを送った。

 岩田康誠騎手の次男・望来(みらい)は「父の姿にあこがれて騎手を目指した。海外でも活躍して世界中からオファーが来るジョッキーになりたい」と抱負。父・康誠は「ようやくスタートライン。実際にレースに乗れば、どんなに難しいか分かる。レースではライバルだから」。先輩騎手として厳しい言葉をかけた上で「親としては楽しみでもあり不安もある。早く慣れて一緒のレースに乗ることができれば」と親心ものぞかせた。

 斎藤誠師の長男・新(あらた)は騎乗技術が最も優秀だった生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞。「自分を信じて頑張ってきた結果の賞なのでうれしく思う。早く父の管理する馬で勝ちたい」と親孝行を宣言。父・誠師は「自分も騎手になりたかったので、息子が夢をかなえてくれてうれしい。厳しい職業だが、精進してほしい」と話した。

 7人は3月1日付で免許が交付され、同2日以降に順次デビューする予定。

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