【別府・全日本選抜】中川、単騎圧逃V 2度目G1制覇

[ 2019年2月12日 05:30 ]

全日本選抜を制し、賞金ボードを掲げる中川誠一郎
Photo By スポニチ

 今年初のG1「第34回全日本選抜競輪」の決勝戦は11日、別府競輪場で争われ、中川誠一郎(39=熊本・85期)が逃げ切り優勝。賞金2990万円(副賞含む)と「グランプリ2019」(12月30日=立川)の出場権利を獲得した。中川は全日本選抜初制覇でG1優勝は16年5月の日本選手権以来、3年ぶり2回目。2着は佐藤慎太郎が入り2車単<1><9>1690円(5番人気)の決着だった。

 別府競輪場で初開催のG1は、九州のエース・中川が他地区にはタイトルを譲れないとばかりに力ずくで押し切った。

 「吉沢君の走り方を読み違えて、外並走になってしまった。前に出たのは“せめて見せ場をつくろう”と思って。最後の直線に入るまでは“まだ誰も来ないでくれ”って祈っていました。ゴールした瞬間は分からなかったけど、オーロラビジョンのリプレーを見て“勝ったんだな”と」

 準決勝に続いて“らしくない”走りを披露。後方に置かれる展開が多く、豪快に勝つケースもあれば、本来の力を出し切れずにあっさりと敗れるケースも。良くも悪くも、それが“中川誠一郎”の戦い方。準決のロングまくりには驚かされたが、決勝は単騎でさらに長い距離を踏んで2度目のG1制覇。レース後は同地区の仲間の手によって3度、宙に舞った。

 これで年末のグランプリ切符を獲得。インタビューでは「一番乗りなので、ここからは高みの見物で戦わせてもらいます」と周囲を笑わせた。

 九州地区のG1を九州勢が制したのは、井上昌己(長崎)が08年の小倉競輪祭を制して以来11年ぶり。熊本地震からもうすぐ3年。熊本競輪も2年後の再開が発表されており「そこで走ってこそ本当の復興。上の地位で迎えられるように頑張り続けます」。早くもS級S班復帰を決めたが、九州の、そして熊本のエースが歩みを止めることはない。

 ◆中川 誠一郎(なかがわ・せいいちろう)1979年(昭54)6月7日生まれ、熊本市出身の39歳。私立真和高卒。00年8月プロデビュー。通算成績は1426戦422勝。通算取得賞金は5億9775万円。主な優勝は第70回日本選手権(16年)、第34回全日本選抜競輪(19年)。1メートル74、78キロ。血液型AB。

 【次走】決勝戦1〜3着の次走斡旋は次の通り。1着・中川誠一郎、3着・吉沢純平が静岡記念(23〜26日)。2着・佐藤慎太郎は奈良記念(16〜19日)。

 【売り上げ】別府競輪「第34回全日本選抜競輪」4日間の総売り上げは83億258万8500円。目標の95億円に届かなかった。

続きを表示

「中山記念(G2)」特集記事

「阪急杯(G3)」特集記事

2019年2月12日のニュース