【仏フォワ賞】クリンチャー自信!宮本師「最高の状態」

[ 2018年9月16日 05:30 ]

 凱旋門賞の前哨戦となる仏G2「フォワ賞」(日本時間16日午後11時35分発走、パリロンシャン芝2400メートル)に出走するクリンチャー(牡4=宮本)が現地時間15日早朝、シャンティイのシーバードコース(ダート)で最終調整を行った。また、同G3「パン賞」(同17日午前0時40分発走、同芝1400メートル)に出走するジェニアル(牡4=松永幹)も同コースで軽めのキャンター。2頭とも順調に態勢を整えた。

 クリンチャーの最終調整を見守った宮本師は「普段からおとなしい馬。環境の変化にも動じず、うまく調整ができています」と納得顔で切り出した。「前哨戦としては最高の状態で臨めます」と続け、最終追い切りを終えた時と同じ言葉で自信をのぞかせた。当日は早めに厩舎を出発し、競馬場入りする予定だ。

 本番の凱旋門賞と同じパリロンシャン2400メートルで行われる前哨戦には、例年以上の強豪が日本馬の前に立ちはだかる。ファーブル師は昨年のブリーダーズCターフ覇者タリスマニック、同凱旋門賞2着のクロスオブスターズ、G1を含め重賞3連勝中のヴァルトガイストの3頭を送り込む。フランスの重鎮トレーナーは「3頭共に良い状態。日本馬が強いのは承知していますが、3頭は単なるステップレースではなく、勝ち負けを狙って臨ませます」と話し静かに闘志を燃やした。

 強敵相手に腕試しの一戦。クリンチャーはどんな走りで本番へのステップにするのか。注目のレースは16日深夜ゲートインする。

続きを表示

2018年9月16日のニュース