【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】３０日福島７Ｒ　気配充実アルスラーンを連続騎乗の戸崎がＶに導く

　今週２８日に行われたサッカーＷ杯の日本ＶＳポーランド戦。美浦トレセンでの早朝取材から帰宅直後で眠い目をこすりながらの観戦だったが、世界的に波紋を呼んだ珍しい展開に後半は大興奮した。負けているのに自陣でボールを回し始めた時は驚いたが、結果的に決勝トーナメント進出という目標を達成できた以上、この判断は正解。必ず批判される戦術を迷わず選択した西野監督には感服した。非難を恐れず、果敢にチャレンジすることが成功をもたらす。これは競馬の騎手や調教師にも通じる気がする。

　本日の当欄は「妙味のある配当を狙う」という当初のテーマに回帰。戦績的に人気が集中する可能性は低いと思われる、福島７Ｒの◎アルスラーンを取り上げたい。芝の新馬戦７着後はダートに矛先を向けたものの、勝ち馬には離された４→５→５→５着とインパクトに欠ける走りの連続。再び芝に戻った前走は８番人気にとどまっていたが、中団後方から長くいい脚を使い、０秒２差の４着まで押し上げた。現状では芝の方が合うのは明らかで、まくる形の好走例が多い福島のコース形態も合う公算大。前走に続いて手綱を取る名手・戸崎が、ソツのない騎乗で初勝利に導くとみた。