【京都大賞典】レイアー 打倒男馬だ!休み明けでも仕上がり◎

[ 2017年10月4日 05:30 ]

7歳でもまだまだ元気なスマートレイアー
Photo By スポニチ

 過去10年の成績を見てため息をつく。牝馬の連絡みがほとんどない…。それでも7年前にメイショウベルーガがV。その年に日経新春杯を勝ち、阪神大賞典3着の実績があった。この時は3着も牝馬プロヴィナージュ。実績さえあれば、ノーチャンスではない。

 スマートレイアーは昨年の東京新聞杯、紅一点の出走で男馬を蹴散らした。何より今年は京都記念でマカヒキに先着して2着。鳴尾記念でも2着と牡馬混合戦の重賞でも気後れはない。加藤助手が振り返る。

 「男馬と交じっても、いい競馬をしてくれてますね。気持ちはずっと前向き。この年齢でも、衰えはないですよ。去年の阪神牝馬Sから勝ってないので、もう一つ勝たせてやりたい」

 前走の後は放牧に出されリフレッシュ。先月帰厩、坂路とCWコースを併用してここへ備えた。1週前追い切りは武豊を背にCWコースで6F81秒8〜1F12秒0と好時計をマーク。僚馬テンザワールド(3歳1600万)に4馬身先着した。

 「攻めはいつも動く。先週もその前も良かったし、ほぼできていますね。休み明けでも苦労しないタイプ。今回は夏休みも挟んだからどうかなと思ったけど、まだまだ元気です」

 きっちりと仕上がっている。阪神で6勝を挙げているのに対し、京都は【0・2・0・2】と、ちょっぴりモノ足りない。それでも「負けた時はエリザベス女王杯だし、特に苦手ということはないです」と加藤助手は意に介していない。

 ここをステップにエリザベス女王杯に向かうスケジュール。「目標がそこなので、今回いい競馬をしてくれれば本番にもつながりますね」。7歳でもまだまだ元気。男馬を相手に結果を出して、一気に秋の主役へと駆け上がる。

続きを表示

2017年10月4日のニュース