【凱旋門賞】池江師 3度目の正直なるか オルフェで連続2着

[ 2017年9月25日 05:30 ]

サトノダイヤモンドで凱旋門賞に挑戦する池江師
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 凱旋門賞制覇への長い道程は、69年スピードシンボリから始まり、延べ19頭の日本馬が後を追う。最初に勝利を予感させたのが30年後の99年。現地の前哨戦を3戦消化したエルコンドルパサーが、ゴール直前まで先頭に立ったが、モンジューの末脚に屈して2着。同馬を管理した二ノ宮師は、10年(2着)、11年(11着)ナカヤマフェスタで再度挑戦したが、1着の壁は高かった。

 06年、大きな期待を背負って海を渡ったのが武豊とコンビを組んだディープインパクト。その年の凱旋門賞は同馬を含めた“3強”が形成され、回避を選択する馬が続出。8頭という史上2番目の少頭数となり悲願成就の期待が高まったが、残り100メートルでレイルリンク、プライドに差され3着に終わった。また、同馬はレース後に禁止薬物が検出され失格処分となった。

 馬単体で見れば、最も栄冠に近づいたのがオルフェーヴルだろう。12、13年に続けて参戦し、共に2着に惜敗。特に12年は完全に抜け出した直線で内ラチにヨレ、迫るソレミアに首差だけ差される痛恨の内容だった。今年、サトノダイヤモンドを送り出す池江師は同馬以来の挑戦。2度の敗戦の経験が生きるはずだ。

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2017年9月25日のニュース