【ダービー】ジンクスを破れ(2)芦毛のダービー馬!トラストとブライトが挑戦

[ 2017年5月23日 10:50 ]

唯一の芦毛の日本ダービー馬となったウィナーズサークル(2016年に老衰のため逝去)
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 「第84回東京優駿(日本ダービー)」(G1、芝2400メートル)が28日、東京競馬場10Rで行われる。1932年に創設され歴史を重ねてきた日本のダービーには多くのジンクスが存在する。

 「芦毛は走らない」ジンクスは80年代後半のオグリキャップ、タマモクロスらの活躍を皮切りに打ち破られたが、ダービーに限ると83頭のダービー馬のなかで芦毛の馬は89年の覇者ウィナーズサークルのみだ。

 史上2頭目の芦毛のダービー馬を目指すのはトラストとウインブライトの2頭。トラストはもともと地方競馬の川崎所属だったが札幌2歳S(G3)を制し、栗東の中村均厩舎に転厩。その後は勝ち星こそないが朝日杯FS(G1)5着など、G1戦線で健闘している。

 ウインブライトは皐月賞トライアル・スプリングS(G2)の勝ち馬。皐月賞でも勝ったアルアインから0・5秒差の8着と力の差はない。父はステイゴールドで距離延長は好材料。東京コースでは未勝利戦を勝っており、コース替わりに不安はない。

 グレーの馬体をした2頭が虎視眈々とチャンスをうかがっている。

 ◇芦毛のダービー馬 89年にウィナーズサークルが芦毛馬として初めてダービーを制した(2着はリアルバースデー)。以後芦毛がダービーを制したことはない。07年オークスを制したローブデコルテが史上初の芦毛のオークス馬となった。

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2017年5月23日のニュース