【京王閣・日本選手権】新車で気分一新!稲垣、番手守り切る

[ 2017年5月2日 05:30 ]

前回の反省を生かして大舞台に挑む稲垣
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 競走で失ったものは競走でしか取り返せない。前回の西武園記念決勝戦。稲垣は脇本の番手回りだったが優勝した松谷にさばかれて9着に敗れてしまった。

 「想定外だったとはいえ対応しないといけないし反省しないと。西武園は今回に向けてオーバーワークだったけど、疲れを取るように軽めの練習をしてきた」

 G1の中でも最高峰の日本選手権。大舞台で同じ失敗は許されない。西武園では新車を使ったが今回はまたも気分一新。もう1台作っていた新しいフレームを投入する。

 「直前の練習が良くて楽しみな1台。材質を堅くしたことで踏みだしが良くて反応がいい。その分、脚を使う。いろんな動きができる自転車。しっかり対応していきたい」

 何より京王閣は自然と気持ちが高ぶってくる。14年末、初めてグランプリ(GP)を走ったバンクに2年5カ月ぶりに戻ってきた。

 「京王閣はビッグレースのイメージだし気持ちが引き締まる。GPの緊張感は忘れられない」

 初日特選は三谷竜の番手回り。ここで3着以内に入り4日目ゴールデンレーサー賞へ進めば日本選手権制覇へ近づくことになる。

 「三谷竜君は先行、まくり、位置取りもしっかり取れるし信頼できる選手。強い気持ちを持って、与えられたポジションでしっかり走っていきたい」

 まずは番手をきっちり守り抜く。後はゴール前で差し切り近畿ワンツーで最高のスタートを切る。

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2017年5月2日のニュース