【川口・オールスター】“不惑の輝き”永井「打倒圭一郎」へ闘志

[ 2017年5月2日 05:30 ]

地元で優出だ!気合十分で準決勝戦に臨む永井
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 川口オートレース場のSG「第36回オールスター」は2日、準々決勝戦を勝ち抜いた32人によって9〜12Rで準決勝戦(4100メートル=8周)が行われる。地元で気合十分の永井大介(40=川口)が準決11Rに登場。初日12R「スターセレクション」を制した後は3、2着となかなか白星まで届かず。ただ、まずまずの仕上がりには達している様子だ。スカッと1着通過でベスト8入りを決める。

 永井の表情が明るい。シリーズ2勝目を狙った3日目10R。先行する32期の中村友を懸命に追ったが一歩及ばず2着。レース後、「コダマ(中村の車名)速え〜!」と苦笑いしていた。今シリーズの3走は全て車券に絡み、表情は非常に柔らかい。

 前節の山陽G1スポニチ杯平成CC3日目後にクランクを交換。前検日は「(クランクを)換えて2走しかしていないから何とも言えない」と控えめだった。しかし、初日12Rを快勝してリズムアップに成功。それでも「シリンダーを換えてレースしたので2日目以降でなじんでくるかどうか…。乗りながら確かめたい」と依然、慎重。気持ちのベクトルが上向いたのは3日目10Rの後。「音のバランスはいい。万全な感覚ではないけど試走タイムが良かった岩見君を道中でまくれた。悪くはない」。ようやく上昇ムードを漂わせた。

 昨年はSG無冠に終わった。その一方で鈴木圭が破竹の快進撃。今や全選手が「打倒圭一郎」を胸に臨むが、その中心として期待されるのが永井だ。15年11月の日本選手権(川口)を最後にSG優勝から遠ざかる。「(圭一郎より)自分の(優出の)心配をしないといけない状態」と笑うが、やはり、ここ一番で輝くのが永井だ。

 「(準決は)10Mオープンだとキツい」と言う。しかし、準決11Rは枠番抽選による0Mオープン。しかも絶好の2枠なら、きっとファンの期待に応える。世代交代?冗談じゃない。そんな魂の走りを永井が見せる。

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2017年5月2日のニュース