【中山金杯】尾形充師“ラスト有馬”の道…初重賞へツクバアズマオー

[ 2016年12月28日 05:30 ]

馬房でくつろぐツクバアズマオー
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 新春恒例のハンデ重賞「第66回中山金杯」(1月5日)。明け6歳のツクバアズマオーが念願の重賞Vを狙ってスタンバイだ。有馬記念を自重して挑んだ前走・ディセンバーSは外を回って一気。18年2月末で定年を迎える尾形充弘師(69)にとって、金杯は83年ヨロズハピネスで平地重賞初Vを飾った思い出の重賞。調教師生活も残り約1年2カ月となった名伯楽が手塩にかけた中山巧者で初笑いに挑む。

 中山巧者のツクバアズマオーが飛躍を誓って、新春の中山金杯にスタンバイする。前走・ディセンバーSは4コーナーで外を回る横綱相撲で豪快に一気。尾形充師は「実はオーナーとは有馬記念に登録するか相談したんだ。賞金的にはOKだし、そう出るチャンスもないので…。ただ結果的に(1週早い)オープン特別で正解だった。年齢を重ねるごとに落ち着きも出て、常識にかかってきた」と穏やかに切り出した。

 13年夏の函館新馬戦(2着)から地道に走り、通算26戦目でオープン初勝利。中山芝は【4・2・2・4】と相性抜群だ。指揮官は「東京だとなぜか馬がイレ込んでしまう。その点、中山は輸送距離が短いのがいいのか能力を発揮できる。前走の疲れが残っていたらAJC杯(1月22日)も考えたが、馬は至って元気だからね。ハンデも0・5キロ増(56・5キロ)は仕方ない」と前向きな言葉を並べた。

 98、99年有馬記念連覇のグラスワンダーを育てた名伯楽も69歳。2年後の18年2月末に定年を迎える。「私も最後の一年。金杯は(83年の)ヨロズハピネスで初めて平地重賞を勝たせてもらった。2着は菅原泰夫くん(現調教師)のメイジタイガーだったな。験のいいレースで年初から弾みをつけたいね」。鮮明に残る記憶を思い起こし、自らを奮い立たせた。中山は2走前のオールカマー(3着)でも有馬記念馬ゴールドアクターから0秒2差で奮闘。「まず、いい競馬はできると思う」。自慢の鬼脚で初重賞を奪取した暁には、これまた師には縁が深い有馬記念の“ラスト出走”の道が開けてくる。

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