【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】24日中山2R 根性娘モアナが道悪でも差し切る

[ 2016年9月24日 08:00 ]

 週中から相当な降雨があった上に、きょう24日も好天は望めない中山。馬場状態を見極めてから馬券勝負といきたいところだが、こんな日に限って、最も買いたい馬が最初に芝で行われる2Rに登場してきた。

 新潟芝1200メートルの初戦で3着し、今回がデビュー2戦目となるモアナ。新馬戦を見た後は必ず「次走へのメモ」を残しているが、この馬の前走を振り返ると「中身の濃い3着。次は勝てる」と最大限の賛辞を贈ってある。18頭立ての多頭数で中盤にペースが緩んだために馬群が固まり、中団で囲まれてもまれる形。初めての実戦としては厳しい展開になったが、直線でジワジワと末脚を伸ばして0秒3差まで押し上げた。身体能力が高く、加えて気持ちの強さもなければできないパフォーマンスだ。

 爪の形なども影響はするが、道悪馬場で力を発揮する上で最も大事なのは、走りにくくても諦めない気持ちの強さ。この馬には、それがある。付け加えれば、父キンシャサノキセキは重馬場のオーシャンSを制しており、母の父タイキシャトルは「道悪の鬼」。血統的に馬場悪化はむしろ歓迎だろう。初戦の走破時計(1分11秒7)が遅いのはペースが原因で、もし良馬場になっても十分に対応可能。実戦を叩かれた上積みも大きい。馬場状態にかかわらず、ぜひ狙ってみたい。

続きを表示

2016年9月24日のニュース