【万哲の乱 特別編】24日阪神10R ユキヒメが秋華賞切符奪取に燃える

[ 2016年9月24日 08:00 ]

 夕月特別(阪神10R)は牝馬限定戦になった07年以降、3歳馬にとっては秋華賞切符を懸けた重要なレースになった。勝てば収得賞金は1500万円となり、賞金順で秋華賞にまず出走できる。逆に2着以下ならば、ほぼ絶望。13年夕月特別1着のスマートレイアーは秋華賞でも2着に力走した。今年も多くの3歳馬が“ワンチャンス”に懸けてきたのも納得できる。

 特に(5)キンショーユキヒメに注目。実はオークスの秘密兵器として注目していたが、ただ1頭除外(賞金900万円の5頭中、4頭当選)の悪夢。仕方なく翌週の白百合S(9着)に回ったが、1週スライドで体調維持が難しかったかもしれない。2走前のデイジー賞(中山)は強烈だった。3番手から楽に抜け出し、2着に3馬身半差。勝ち時計1分47秒7は完全に重賞級。同舞台で行われるG2スプリングSの過去10年の最速優勝タイムが1分47秒8(13年ロゴタイプ)で、その凄さが分かる。

 大型馬の休み明けだけに太め残りの懸念はあるが、そのハンデを差し引いても狙いたい好素材。1月京都の若駒S(4着)では勝ち馬マカヒキ(上がり3F32秒6)に次ぐ3F32秒9を計時。強敵相手に挑んできた春の経験が秋に実る。

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2016年9月24日のニュース