【クイーンS】ミスターX 良血リラヴァティ開花の予感

[ 2016年7月31日 05:30 ]

 新潟11R・アイビスSDはネロで決まり。当舞台は【2・2・0・0】で、天性のスピードはまさに直線競馬を制するためのもの。ハンデ戦の前走・韋駄天Sはプリンセスムーンに敗れて2着だったが、両馬の斤量差は4・5キロ。別定戦の今回が2キロ差なら逆転は十分に可能だ。また、前走は2カ月半の休み明け。叩かれて状態も一段とアップしている。

 陣営も重賞初Vへ目イチの仕上げを施している。17日は自己ベストの坂路4F48秒2を計時。その後も好時計を連発し、状態は最高潮だ。清永助手は「力の入れどころが最近になって分かってきた感じ。悔いのない仕上げができた」と自信の表情。「あとは外枠が引ければ言うことがない」と注文していた大外13番枠もゲット。素直に信頼できる。馬単(13)から(4)(6)(10)(11)。

 札幌11R・クイーンSはリラヴァティを指名する。良血馬が開花の予感だ。今年のオークスは半妹シンハライトがオークスを制覇。リラヴァティも2走前のパールSを快勝すると、続く前走・マーメイドSで重賞初勝利。本格化の兆しを見せるお姉さんが、夏の女王の座をしっかりと射止める。

 武器は持ち前のど根性だ。前走・マーメイドSは、早めに抜け出した直線で他馬に並ばれる厳しい展開に。それでも馬体を併せてからグッと伸びて、首差の接戦を制した。初参戦の札幌攻略が鍵になるが、桑村助手は「前走の内容から小回りの1800メートルで牝馬限定戦は魅力的な条件。この年齢になって馬も安定してきた」と問題なしを強調する。大本命候補だったチェッキーノが直前で回避。最大のライバル不在のここは3連勝の大チャンス到来だ。馬単(13)から(2)(3)(8)(10)(11)。

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2016年7月31日のニュース