菜七子 JRA初勝利へ、2日は3鞍騎乗 厩舎見学に応募殺到

[ 2016年4月1日 15:20 ]

藤田菜七子騎手

 JRA16年ぶりの新人女性騎手・藤田菜七子(18)は2日、中山競馬で待望のJRA初白星を目指す。1日朝は美浦で5頭の調教に騎乗し、週末の中山に備えた。土曜3鞍、日曜2鞍の計5頭。土曜8Rのクリノロッキーは前走・中京戦(7着)に続く騎乗。菜七子は「(中京ダート1800メートルの)スタート地点はつまずきやすいとアドバイスを受けていたが、流れに乗れなかった。前走の反省を生かしたい」と着順アップに闘志を燃やす。

 菜七子人気を反映し、次週6日にJRA美浦トレーニングセンターで行われる「桜花賞調教&厩舎見学ツアー」に前年比2倍を超す応募があったことが同日、分かった。昨年は応募者206人(募集人数20人)だったのが、根本厩舎見学ツアーが実施される今年は応募者425人(同16人、募集は先月24日に既に締め切り)と倍増。当選倍率は26・6倍の“狭き門”となった。根本厩舎所属騎手の菜七子に間近で出会えるチャンス!?とあって、応募が殺到した形だ。

 週末の中山は桜がまさに見頃。「桜は好きです」と話す菜七子にとって、最高の舞台が整う。JRA初勝利を目指す奮闘に注目だ。

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2016年4月1日のニュース