桜サルーテ&皐月ハートレー“春満開”勝負の手塚厩舎

[ 2016年4月1日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=31日】気温の上昇で、遅れ気味だった桜がようやく咲き始めた美浦トレセン。次週の桜花賞で主役を張るメジャーエンブレムの木曜追いを見届けた鳥谷越は、前日に1週前追いを終えた別の関東馬が気になっていた。アネモネSで逃げてしぶとい粘り腰を見せ、2着で優先出走権をつかんだアッラサルーテだ。

 手塚厩舎を訪れると、平塚、矢嶋の“攻め専”調教助手2人が笑顔で迎えてくれた。追い切りでパートナーに騎乗し、間近で動きを観察した平塚助手は「凄くいい。前走くらいから本当に良くなってきた」と大絶賛。相手は強くなるが、上昇カーブを描いて大一番を迎えられるのは心強い。

 この日午後には、皐月賞に挑むハートレーも放牧先のノーザンファーム天栄から帰厩。クラシックに出走できる馬が2頭もいれば、厩舎の雰囲気は相当いいのでは?この質問には両助手が「もちろん!!」と声をそろえた。「いい状態で出走させることが自分たちの仕事」と矢嶋助手。役者がそろい、勝負の春が始まる。

続きを表示

2016年4月1日のニュース