【江戸川634杯】茅原“イン差し”26度目V

[ 2016年4月1日 05:30 ]

“イン差し”で26度目の優勝を飾った茅原は表彰式で笑顔を見せる

 G2「江戸川634杯・モーターボート大賞」は31日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の茅原悠紀(28=岡山)が通算26度目(当地、記念共に4度目)の優勝を飾った。

 スリットで完全に後手に回った茅原。まくる土屋を行かせて差す“イン差し”を披露した。「1枠から負けるわけにいかなかった。どんな状況であろうと諦めてはいけない。でも、1Mで井口さんに当たってしまったし0点」。厳しい自己評価だが、責任を果たすための苦肉の策だった。

 一昨年、GP制覇でニュージェネレーション旋風を巻き起こした。昨年は16位で乗り込んだチャレンジCで妨害失格。結果待ちでベスト18に滑り込んだ。「あの時に頑張っていればと、いろいろ後悔があった。年の終わりに今年は1走も無駄にしなかったと思いたい」。苦い経験と引き換えに大切な教訓を得た。

 来年、地元児島で開催されるクラシックの出場権を獲得した。「一般戦の回数を考えたら6Vは無理。記念で優勝するには流れ的にも今だと思った」。エンジンを信じ、どっしりと構えチャンスをモノにした。「ここから飛ばします!」。GP王者の風格を取り戻した茅原。完全復活宣言が飛び出した。

 ◆次走 優勝した茅原悠紀、井口佳典の次走は5日からの津G1つつじ賞王座決定戦。今垣光太郎、松井繁、太田和美、池田浩二らとVを争う。土屋智則は6日からの桐生G1ダイヤモンドC。山崎智也、守田俊介、坪井康晴、毒島誠ら強豪がそろう。山本光雄は7日からの下関一般戦。加藤高史、西村勝、平田忠則らが参戦。安達裕樹は5日からのまるがめ一般戦へ。長岡茂一、山田哲也、桑原悠らが相手。池永太は5月1日からの福岡一般戦。瓜生正義、松村敏、篠崎仁志らと優勝を争う。

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2016年4月1日のニュース