【ドバイシーマC】ワンアンドオンリー順調 橋口師「いい状態」

[ 2016年3月23日 05:30 ]

メイダン競馬場のダートで調整するワンアンドオンリー

 14年ダービー馬ワンアンドオンリー(牡5=橋口)がドバイで復活を狙う。ドバイシーマクラシック(26日、メイダン芝2410メートル)には日本馬3頭が出走するが、唯一2年連続挑戦となる同馬は昨年3着と舞台適性を証明済み。その経験を生かして現地入り後も意欲的な調整を重ねている。

 降り続く雨もワンアンドオンリーのやる気をそぐことはなかった。午前7時すぎにメイダン競馬場のダートコースに登場。報道陣から「追い切るのか?」と声が上がったほどの速めのキャンターで気持ち良さそうに1周半した。橋口師は「フットワークも大きく、順調そうですね。日本と変わらない、いい状態」と満足げに話した。

 今年2月に定年を迎えるまで父・弘次郎氏が管理していたが、息子の慎介現調教師も昨年の遠征に帯同。輸送に強いタイプであることをつかんでいた。おかげで調整は順調。「今年も輸送を無事にクリアできたので、日曜は芝に入れて直線を伸ばした」と狙い通りのメニューをこなしている。14年神戸新聞杯以降は白星から遠ざかっているが、昨年3着の経験値は後輩ダービー馬ドゥラメンテにはない武器。異国の地でのダービー馬対決で先輩の意地を見せるつもりだ。

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2016年3月23日のニュース