【京王閣・ヤングGP】スケート→競輪界転身組が活躍中

[ 2015年12月29日 05:30 ]

公式練習でバンクを走る杉森(左)
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 競輪選手とスピードスケート選手は脚腰を強化するなど肉体の理想型が似ているため、トレーニングに共通点が多い。そのため、夏場のトレーニングで自転車練習を取り入れているスケート選手は、引退後に競輪選手へ転向するケースがある。

 ソルトレークシティー五輪(02年)500メートル8位の武田豊樹(41=88期)は、昨年の競輪日本一を決めるグランプリ覇者で今年も出場。G1・7勝を挙げトッププレーヤーまで上り詰めた。

 長野五輪(98年)スピードスケート・ショートトラック500メートル金メダリストの西谷岳文(36=93期)は機動力を武器に上位クラスのS級で奮闘中。他にもS級レーサーの牛山貴広(34=92期)、吉沢純平(30=101期)、小原唯志(32=101期)、ガールズケイリン1期生の渡辺ゆかり(34)らもスピードスケート出身で冬季五輪出場歴がある。

 ▼武田豊樹 僕はスケート短距離で杉森君は中距離。距離が違うし、年齢も離れていたけど、スケート時代の彼のことは知っていた。グランプリは普段の開催とは全く雰囲気が違うから、ヤンググランプリに出場する今回はいい勉強になる。レースはもちろん、選手紹介でバンクを走る時からファンは大声援を送ってくれる。僕も以前、グランプリの前座のレースを走った時に、いつかここで走りたいと思った。

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2015年12月29日のニュース