【神戸新聞杯】キロハナ、ラスト1F12秒1 池江師「何とか権利を」

[ 2015年9月25日 05:30 ]

単走で追い切られたキロハナは軽快に駆け上がる

 2戦2勝のディープインパクト産駒キロハナは左前脚骨折で春のクラシックを棒に振った分、この秋にかける陣営の思いは強い。池江師は「うちの3歳でもトップクラスの馬。課題は多いが、何とか権利を獲ってほしい」と力を込める。

 最終追いは坂路単走。序盤の2Fは14秒8、15秒2のゆったりとしたペースで流したが、後半でグイッと加速。残り400メートルからの1Fを12秒6で通過すると、びっしり追われたラスト1Fは12秒1でスピード感たっぷりに駆け抜けた。指揮官は合格点を与える。

 「先々週、先週と長めにやったし、直前は単走で。牧場でもしっかり乗り込んできたし、ある程度の態勢は整っているよ」

 先週まで2週連続で追い切りにまたがった浜中も「切れるからマイラーっぽいし、普通に考えると厳しいけど、何とか権利を獲りたいですね」と指揮官と同じ言葉を並べた。骨折明け、重賞初挑戦…。多くの厚い壁を乗り越えた時、菊への道は大きく開ける。 

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2015年9月25日のニュース