【大村・海の王者決定戦】原田Ｇ１・11度目Ｖ　桐生は痛恨Ｆ…

Ｇ１・１１回目の優勝を決めた原田

　ボートレース大村のＧ１「開設６３周年記念・海の王者決定戦」は９日、最終１２Ｒで優勝戦が行われた。勝ったのは２周１Ｍ２艇の接触の横をすり抜けた原田で、１２年１１月とこなめ周年以来２年５カ月ぶり１１回目のＧ１優勝。人気を背負った桐生は痛恨のＦ（＋０２）。２周１Ｍでまくり差しに行った山田は先マイ今垣に接触し今垣が落水、今垣の艇に乗り上げた菊地は不完走。２着山田、３着辻の３艇だけのゴールとなった。発売額４億２０１５万２０００円のうち３億６０２０万７０００円が返還となった。

　原田は優勝戦までの６走で５走がゼロ台Ｓ。そして優勝戦も０２のＳを放った。桐生のＦで先頭に立ったがスンナリではなかった。「道中は夢中だったんでよく覚えてない」と原田。１周２Ｍを回ってホームストレッチは差してきた今垣に並ばれたが、２周１Ｍのアクシデント。「２年前の整備不良でＳＧから遠ざかっていたんで、オールスター（５月２６日～、大村）に選んでもらってうれしい。オールスターではもうちょっとアピールしたい」とファンに約束した。

　若手の台頭を意識してか「桐生君ら若手が頑張っているけど、まだまだ負けるつもりはありません」と強気のコメントも口を突いた。原田の武器はやはりＳ力。平均Ｓ「１２」はＳの切れ者、菊地孝平の「１３」を上回る。来月のオールスターも楽しみな存在だ。

　◆次走　優出した桐生順平、今垣光太郎、菊地孝平、山田康二、辻栄蔵の次走は、２１日からのとこなめＧ１トコタンキング決定戦。松井繁、太田和美、山崎智也、池田浩二、丸岡正典、吉田拡郎、平本真之、新田雄史、篠崎元志ら好メンバーが出場。原田幸哉の次走は１７日からのからつ一般戦。前本泰和、重成一人、馬場貴也らと５を争う。