昨年センバツVの龍谷大平安・佐々木、ボートレーサーの道へ

[ 2015年4月4日 07:30 ]

龍谷大平安のセンバツVメンバーだった佐々木翔斗

 ボートレースの第118期生36人(男子28、女子8人)の入学式が3日、福岡県柳川市のやまと学校で行われた。1596人の応募から約44倍の難関をくぐり抜けたホープたち。注目は昨年のセンバツ高校野球で優勝した龍谷大平安(京都)のVメンバー、佐々木翔斗(18)だ。

 甲子園出場という夢を、全国優勝という最高の形でかなえた佐々木。背番号は14。ピンチの際にはマウンドへと走り、チームを激励した。控えではあったが、レギュラーと共に戦った自負はある。その貴重な経験を今度は水上の戦いにぶつける。

 「小1から野球を始めたが、中1ではもうボートレーサーになろうと決めていた」。1メートル65。背は低くても根性は備わっている。「高校時代、苦しい練習に耐えてきた。必ず卒業します」。

 高校球児からのボートレーサーといえば三井所尊春(佐賀商)がいる。佐々木への期待も大きい。

 ≪ボクシング、トライアスロンからも≫佐々木翔斗以外にも輝かしいスポーツ歴を残した訓練生も多い。スポーツ推薦で入学したのは7人。岩崎裕馬はボクシング最強後楽園優勝、日本ミニマム級3位の実績を持つ。小林祐介はトライアスロンで活躍、107期生の中北将史を従兄弟に持つ中北涼はスノーボード、女子の戸敷晃美は全九州テコンドー選手権大会で優勝・敢闘賞を受賞している。また、倉谷和信を父に持つ関野文も晴れて入学した。

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