【川崎・エンプレス杯】２番人気アムールブリエ重賞初制覇

直線抜け出しエンプレス杯を制したアムールブリエ

　「第６１回エンプレス杯」が４日、川崎で行われ、２番人気の４歳アムールブリエが快勝。２度目の重賞挑戦で初制覇を飾った。

　鞍上の浜中は、逃げた単勝１・３倍ワイルドフラッパーを意識しながら３、４番手の好位へ。「跳びが大きいし小回りは向かない感じなので、いい位置に付け早仕掛け…ぐらいの気持ちで乗った」。２周目３角手前で２番手に押し上げると、直線で３馬身抜け出す完勝だ。

　昨年末から１０００万、準オープン、Ｇ２と３連勝。「もっと強くなる。牝馬交流重賞の主役になれると思う」と浜中。松永幹師は「ヘヴンリーロマンス（自身が騎乗し０５年天皇賞秋Ｖ）の子で重賞を勝ててうれしい」と笑顔を見せた。

　◆アムールブリエ　父スマートストライク　母ヘヴンリーロマンス（母の父サンデーサイレンス）牝４歳　栗東・松永幹夫厩舎　馬主・前田幸治氏　生産者・米国ノースヒルズ　戦績１３戦５勝（南関東２戦１勝）　総獲得賞金９５７７万７０００円。