【万葉S】飛躍狙うショウナンラグーン

[ 2015年1月3日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=2日】今年初調教。2月いっぱいで定年の大久保洋師は普段通りにキビキビとスタンドと調教場を行き来していた。小田も負けじと小走りに。有馬記念に登録したショウナンラグーンは除外となったが、泣き言は言わない指揮官だ。万葉S(5日)に向けて「有馬に向けて調整したから、体はできている。以前に比べて前について行けるようになったし、レースぶりは良くなった。1マイル半(2400メートル)以上が合うので京都に行くよ。ハンデ(56キロ)は見込まれたけどね」と熱く語った。残り2カ月の調教師生活。「寂しい?いや、もう少しで楽になれるな…とも感じている。自分の引退後のことは正直分からないけど、ラグーンには天皇賞・春(5月3日、京都)に出てほしいんだ」。師の眼光は鋭く輝いた。大久保洋師所属としては万葉S→ダイヤモンドS(2月21日、東京)の2戦。菊花賞(5着)と同舞台の万葉Sを勝ち切れば、さらなる飛躍は確実。小田はラグーンにくぎ付けになりそうだった。

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2015年1月3日のニュース