【中山金杯】ミラノ&アイス!相沢厩舎、初夢ワンツー!

[ 2015年1月3日 05:30 ]

<中山金杯>上昇著しいマイネルミラノ

 新春を飾る東西金杯の出走メンバーが2日、決まった。「第64回中山金杯」は相沢厩舎が強力2頭出し。昨年2月以降、6戦4勝と上昇一途の5歳マイネルミラノがパワフル先行で重賞初制覇に照準。一方、有馬記念で有終Vを飾ったジェンティルドンナと同期の6歳牝馬アイスフォーリスも重賞初Vに燃える。東西金杯の枠順は3日、確定する。

 相沢厩舎の期待馬2頭が中山金杯で“初笑い”を誓う。明け5歳のマイネルミラノは昨年2月以降、6戦4勝、2着2回で連対率100%の上昇馬。一方、6歳牝馬アイスフォーリスは3歳時のオークスでは、あのジェンティルドンナ、ヴィルシーナに続く3着。所属オーナークラブの規約で今春限りの引退は既定路線。重賞奪取が悲願だ。今年初調教の2日は、共にキャンターでじっくり体をほぐした。31日に最終追いは完了済みだ。

 ミラノの快進撃には目を見張らされる。約5カ月ぶりの前走・美浦S(1着)は前半5F58秒7で飛ばしながら、難なく逃げ切りV。相沢師は「前走は強いというより、前半は行きたがっちゃったね。多少重めの印象もあったし、1回使って確実に上向いている」と報道陣を前に笑顔で切り出した。中山芝は【4104】と好相性。昨年3月の500万下1着後は3連勝中だ。先行力&スピードが生きる絶好舞台。13年暮れから着用したブリンカーも、完全に板についた。「あまりモマれると駄目だけど、ハナにはこだわらなくていい馬。ステイゴールド産駒特有の気難しさもあって出世が遅れた。ブリンカーの効果で、本来の力を出せるようになった」とトレーナー。さらに「ハンデ(55キロ)は想定より1キロ重かったがここで勝ち切れば本物」と全幅の信頼を寄せる。

 6歳を迎え、白さを増したフォーリスの前走・愛知杯(10着)は「雨(重)が全て。取り消したいぐらいだった」と敗因は明らか。「クラブの規定で、中山牝馬S(3月15日)あたりが最後になると思うので…。コース問わず、2000メートルは合う馬。何とか、もうひと花を」と重賞初Vへ思いをはせる。前を行くミラノ、差すフォーリス。2頭がゴール板で鼻を並べて先頭ゴール…が、相沢師のでっかい初夢だ。 

続きを表示

この記事のフォト

2015年1月3日のニュース