【中山金杯】戸崎、クランモンタナで“再スタート”

[ 2015年1月3日 05:30 ]

 今年は有馬記念の7日後に東西金杯という日程で年末年始の休みが少なかったが、特に大忙しだったのが昨年、146勝を挙げて初の全国リーディングに輝いた戸崎だ。「有馬記念を勝ったので、いろいろと連絡が来たりしてバタバタだった。休み?12月31日の調教後に実家へ帰って飲んだくれたくらい」と笑った。

 地方から移籍2年目で早くも頂点に君臨した戸崎だが、今年の抱負を問われると「またゼロからのスタート。一つ一つを大事に積み重ねていきたい」と口元を引き締めた。目標については「やはりリーディング。1年で終わらず、続けていくことが大事だと思う」とタイトル防衛を誓った。

 現状維持で満足はしていない。リーディングに加えて、2日に発表されたMVJ(地方や海外も含めた成績からポイント制で決定される最優秀騎手賞)も受賞したが、勝率は4位、獲得賞金も2位止まり。「勝率と賞金の表彰もある。今年は、そういうのも意識していきたい」

 “騎手4冠”に向け、今週の中山金杯はクランモンタナに騎乗。「久しぶり(6走前のむらさき賞7着以来)だけど、乗りやすいし、その後に新潟記念で2着したように力もある」と好感触。幸先良く重賞Vを飾り、15年のさらなる飛躍に弾みをつける構えだ。

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2015年1月3日のニュース