【川口・オールスター】中村がSG3度目V 審議対象に「ヒヤヒヤ」

[ 2014年4月30日 05:30 ]

オールスター優勝戦を制し、賞金ボードを掲げる中村雅人(中)

 川口オートのSG「第33回オールスター」(優勝賞金1500万円)は29日、12Rで優勝戦が争われた。2枠の中村雅人(33=船橋)が最終10周3コーナーでデビュー最短SG優勝が懸かる青山をさばいて先頭ゴール。昨年12月のスーパースター(川口)以来となるSG3回目の優勝を飾った。

 青山との壮絶なデッドヒートを制した中村は、10周2コーナーで内線突破の疑いにより審議対象に。「ヒヤヒヤした」と結果を待っていたが、無事にレースが確定すると少しだけ表情を緩めて「エンジンは何もしていない。気候待ちだったけど、こんなに合うとは思わなかった。曇って冷えてくれたおかげ」と振り返った。

 2番手で青山を追う序盤の展開では「自分が強めで追いつくと思っていた」ものの「先頭に立ってからタイヤが滑ってペースが上がらなかった」と10周1コーナーで青山に内へ飛び込まれてしまう。それでも「(青山)周平がきれいに回れていなかったし、行く隙はあると思い気持ちで入った」と胸を張った。5月10~14日の川口一般開催が次走となる中村は「日中にエンジンを合わせられるかが課題」とさらなる高みを目指す。

 ◆中村 雅人(なかむら・まさと)1981年(昭56)2月21日、栃木県生まれの33歳。船橋支部所属。03年4月1日登録の28期生。同期は武藤博臣、大木光、西原智昭ら。通算34V(SG3V、G1・5V含む)。趣味はマリンスポーツ。1メートル59、47キロ。血液型AB。

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2014年4月30日のニュース