【共同通信杯】イスラボニータ世代屈指の能力

[ 2014年2月11日 05:30 ]

精神的に成長したイスラボニータ

 東京日曜のメーンはクラシック戦線を占う「第48回共同通信杯」。東の大将格は東スポ杯2歳Sをレコードで制したイスラボニータだ。3カ月ぶりの実戦となるが、5日坂路での1週前追いが素晴らしかった。この日の美浦で唯一のラスト1F11秒台(4F51秒0)。左ステッキ一発で併走馬を一瞬で抜き去る、極上の反応を示した。「これでもまだお釣りを残している。いいエクササイズをして本番を迎えられるね」と、栗田博師は余裕の口ぶりだ。

 ここまで4戦3勝。唯一敗戦を喫したのは新潟2歳S(2着)だが、勝ち馬は桜花賞の有力候補ハープスターだ。東スポ杯2歳Sでは前半、力みながらも先月の京成杯を快勝したプレイアンドリアルを首差競り落とした。世代屈指の能力の持ち主であることは間違いない。

 当然、陣営が見据えるのはクラシック。前走後は朝日杯FSには見向きもせず、間隔を空けた。「遅生まれ(5月21日)で、まだまだお子ちゃま。気性的に前走から変わりはないが、体はいい方に成長している」と師。数々のG1馬を輩出してきた父フジキセキだが、いまだクラシックは未勝利。悲願達成のためにも、ここは確実に手にしたい一戦だ。

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2014年2月11日のニュース