【有馬記念】フラッシュ有終Ｖ導く！Ｍ・デムーロ昨年のリベンジだ

[ 2013年12月17日 05:30 ]

　フラッシュをＶに導きマス！！有馬記念がラストランとなるエイシンフラッシュに騎乗するミルコ・デムーロ（３４＝イタリア出身）がスポニチ本紙の独占インタビューでグランプリへの思いを語った。１０年ヴィクトワールピサでＶも、昨年はレース当日に尿管結石を発症し、無念のキャンセル。今年はリベンジを狙う。

【有馬記念】

　――昨年はレース当日の尿管結石で騎乗をキャンセル（エイシンフラッシュは三浦騎乗で４着）。

　「メッチャ痛かった。死ぬかと思ったよ。あれから１年。リベンジだね。前日夜は水をたくさん飲んで寝るよ」

　――１０年ヴィクトワールピサで勝ったレース。

　「（２着ブエナビスタとの）とても長い写真判定だった。有馬はスペシャルな一戦。勝利が決まった時は喜び爆発だった」

　――スペシャルとはどの部分？

　「クリスマスの時季で雰囲気が華やか。満員のスタンドもいいね。帰りは大渋滞に巻き込まれているけどね」

　――今年の出来事ベスト３を挙げてほしい。

　「１位は日本の騎手試験に落ちたこと。とても残念で悲しかった。２位は自分自身に怒りを覚えたこと。今秋、短期免許で騎乗してはじめの２～３週間、首、鼻差の負けばかりだったから。３位は喜んだことを挙げようか。まずは健康でいられたこと。皐月賞（ロゴタイプ）の勝利も印象深い。桜花賞（レッドオーヴァルで２着）では弟クリスチャン（１着アユサン）とワンツーを決めたね」

　――相棒エイシンフラッシュは今回が引退戦。

　「欧州でも昔は引退セレモニーがあったり、これがラストランとファンにアナウンスするケースがあったみたい。今はないね。とにかくラストランに力を尽くすよ」

　――もう作戦は頭に描いている？

　「ジャパンＣ（１０着）はゲートを出たら前に馬がいなかった。逃げることになってしまったので度外視してほしい。今回は前のペース次第だが、中団以内はキープする。素晴らしいレースをしてみせるよ」