スピードあふれる良血デルフィーノ　後藤「クラシックを意識」

　先週の新馬戦は素質馬が血筋通りにセンスの良さを発揮した。芝レースのＢ評価は２頭。東京芝２０００メートルをセンスよく３番手から楽な手応えで抜けだしたデルフィーノ。鞍上の後藤が「クラシックを意識できる」と口にするようにスピードあふれる走り。近親には今年の宝塚記念２着馬ダノンバラードがいる良血。フォームからも距離の融通が利きそうで来年が楽しみな存在だ。

　京都芝１６００メートルを好位の外から上がり最速３Ｆ３３秒８の末脚で差し切ったアズマシャトルは、芝で６勝を挙げたピサノパテックの弟という血統。松山も「競馬が上手で距離も問題ない」とその素質を高く評価した。

　京都ダート１４００メートルを勝ち上がったラフィネシチーがＢ評価。発馬センス良くスッと番手に付けると、直線はしぶとい二の脚。抜群の勝負根性の持ち主でタメれば切れ味は増すタイプ。早い時期からの活躍が期待できる。