【エ女王杯】１番人気ヴィルシーナ　伸び欠き１０着…無念の岩田

１０着に敗れ引き揚げる岩田ヴィルシーナ

　わずか首差で敗れた昨年２着の雪辱、そして今春のヴィクトリアマイルに続く２度目のＧ１制覇はならなかった。１番人気に支持されたヴィルシーナは道中、中団で折り合ったが本来の伸びを欠いて１０着。岩田が悔しそうに振り返る。

　「３コーナーでハミが抜けたし、レースそのものは上手にできたんだけどね。直線はジリジリとしか伸びなかった」

　牡馬相手にＧ２でひと叩きしてＧ１参戦というのは春と一致した臨戦過程。夏を越して見た目にもグンとたくましさを増してきた。出来は充実。それでも結果を出せなかった。友道師は「きょうは妙に折り合いがつき過ぎた感じ。いつもの反応がなかった」と首をひねる。レース後、陣営は来週のＪＣに登録。友道師は「今後のことはまだ何も考えていない」と話しており出否決定は状態を見ながらになりそうだ。