【セントウルS】カナロア 伸び切れず2着…岩田「休み明けの分」

[ 2013年9月9日 06:00 ]

 単勝1・4倍と圧倒的な支持を集めたロードカナロアは直線で伸び切れず2着。昨年のスプリンターズSから5連勝中だった“絶対王者”の敗戦に場内も悲鳴が飛び交った。鞍上の岩田も悔しさをあらわにする。

 「(ハクサンの)単騎逃げが濃厚だったので早めに進出した。直線は休み明けの分、反応が鈍かった」

 陣営はスプリンターズS(29日)へ直行ではなく、去年と同様にここを秋の始動戦に選択。放牧から帰厩後は乗り込みを重ね調整は順調だった。安田師は「並び掛けた時は捉えられると思ったが、時計も速く結果的に逃げた馬のペースになってしまった。ただ、一瞬の脚はあったし、この馬の走りはできたと思う」と声を絞り出すように振り返った。

 ただ、昨年も同レース2着から始動して連勝街道を歩み「短距離王」に輝いた。「この借りはスプリンターズSで返す」。騎手、指揮官ともに思いは一つだ。

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2013年9月9日のニュース