【小倉2歳S】夏の終わりの小倉に季節外れのウメが咲く

[ 2013年8月28日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=27日】02年9月1日に競馬担当に配属となった柏原にとって、その日に行われた小倉2歳Sは思い出深いレース。未勝利戦を勝ったばかりの10番人気メイプルロードが差し切りV。馬券はかすりもせず、ホロ苦い記者デビューだった。そのメイプルロードを育てた田所厩舎が今年はウメで11年ぶりに小倉2歳Sのタイトルを狙う。田所師に感触を聞いた。「メイプルロードは勢いで重賞を勝った感じだった。この馬はまたタイプが違う。牝馬だが精神面がタフで、ドシッと構えている」

 新馬戦は好位で立ち回り、しまいもしっかり伸びて快勝。「ゲートが悪く、ダッシュ中心の調教をしていたのが奏功した。味な内容だった」。中1週の再遠征になるが「思っていたほど疲れがないし、イライラしていない」。夏の終わりに季節外れのウメが大きな花を咲かせるかもしれない。

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2013年8月28日のニュース