【鳴門・女子王座決定戦】アイドルレーサー鎌倉 準優へ正念場

[ 2013年8月8日 06:00 ]

さすがはアイドルレーサー、キュートな笑顔を見せる鎌倉

 鳴門・女子王座決定戦は7日行われ、ルックス、レースセンスともに抜群の鎌倉涼(24=大阪)が2日目9R、2M逆転劇を演じシリーズ初白星。3日目は8、12Rの2回乗りで予選突破への正念場となるが、ここもパワー以上の結果が期待できそうだ。ここまで平山智加が3戦オール連対でトップ。続くのが2勝をマークしている浜田亜理沙と山川美由紀。浅田千亜希、田口節子、海野ゆかりといった実力派が上昇カーブを描き始めている。

 アイドルレーサーの支柱的存在を務める鎌倉が2日目9R、平山を2Mで差し返して価値ある1勝をマーク。あとは勢いに乗って準優へ突き進むだけだ。

 大会初出場となる第23回(10年・下関)で堂々の優出。当時20歳だった鎌倉は抜群のルックスとレースセンスで超アイドルレーサーの座を勝ち取った。そして今年5月の笹川賞でSG初出場。第1走となる初日2R、内枠の平石和男、服部幸男を強まくりで沈め、女子レーサー史上初となるSG初出走で1着。ここぞというシーンで能力を発揮できるスター性を備えた、スーパー女子レーサーに成長した。

 しかし鎌倉自身、それが100%長所とは思っておらず「目立つところで勝つ傾向にあるけれど、普段からしっかり走らないと…」と反省。それを踏まえ3日目8、12Rに臨むことになるが、12Rは谷川を筆頭に好パワーがズラリ。「エンジン的には少し厳しいかな」と弱気なコメントも、「ここが(準優出への)正念場になると思うので何とかして勝ちたいです」とすぐに撤回。まだまだ愛くるしい24歳。強豪相手に台風の目になれるか注目の一戦だ。

 その鎌倉に2日目9Rで敗れた平山は、乗り心地に課題を残すも強パワーは健在。3戦オール連対を確保している。同じく節一級のパワー争う谷川はその傾向がさらに激しく、2日目は完全な伸び型になり回り足に不安を残してしまった。山川は2日目11R、2コース差しを決めたように実戦向き。ほか海野、滝川、堀之内、浜田らに上位級の気配がある。

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2013年8月8日のニュース