【ヴィクトリアM】今週も関東馬!サウンドオブハートをV指名

[ 2013年5月7日 06:00 ]

全てのV条件をクリアしたサウンドオブハート

 過去7年のデータから優勝馬を探してみると、サウンドオブハートが浮上した。

 (1)重賞でV 優勝馬7頭は全て重賞での優勝経験があった。ダービーを制したウオッカは別格としても、ブエナビスタやアパパネなど3歳から世代トップクラスで成績を残してきた馬が実力を発揮している。エアグルーヴの孫の超良血アドマイヤセプターなど4頭はここで脱落する。

 (2)東京経験 マイルとはいえスタミナも要求されるコース。優勝馬6頭に東京芝コースでの勝ち星またはG1・2着以上の実績があった。昨年エリザベス女王杯を制したG1馬レインボーダリアだが府中では1600万での2着が最高。ここでリタイア。08年Vのエイジアンウインズのように、東京を一度も使わずに制した馬もいる。よって、未経験馬もここではまだ切らないでおく。

 (3)前走 優勝馬は09年ウオッカ以外(前走ドバイでの競走だったため、参考外としました)全てが5着以内からの挑戦。昨年覇者のホエールキャプチャだが、近走2桁着順が続く。残念ながら、ここでお別れとなる。牝馬は好調をキープするのが本当に大変。調子の波を見極めるのも凄く大切な要素になるのだ。

 (4)G1実績 やはり格も大事。大きな舞台での経験が女を少しずつ成長させる。08年のエイジアンは、この時G1初挑戦だったということで例外としたが、初代女王のダンスインザムードは天皇賞・秋で2着に入るなど牡馬相手でも実績を残している。人気を集めそうなハナズゴールはG1だとNHKマイルCとオークスの7着が最高。ちょっと物足りない…。

 【結論】全ての条件を満たしたのは阪神JF3着、桜花賞4着のサウンドオブハート。春G1を総ざらいしている関東馬。来年2月で定年を迎える松山康師が17年ぶりG1タイトルをもぎとる。

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2013年5月7日のニュース