【マーチS】グランドシチー 直線豪快に伸びて重賞初V

[ 2013年3月25日 06:00 ]

マーチSを快勝したグランドシチー(右)

 24日の中山メーン「第20回マーチS」は2番人気のグランドシチーが差し切り、重賞初制覇を飾った。ゴール前はトップハンデ2頭のマッチレース。4角10番手から直線で豪快に伸びたグランドが、逃げて粘りに粘るバーディバーディを際どく鼻差捉えた。

 鞍上の津村は「ホッとしました」と安どの表情。道中はいつも通りに後方から。「4角を回った時は(バーディバーディが)1頭遠くに見えて焦ったが、馬を信じて追った」。外から一完歩ごとに差を詰め、ゴールできっちりかわした。これで中山ダート1800メートルは4勝目。相沢師は「心臓によくない。でも着差以上に強い内容。中山は一番走るからね」と笑顔を見せた。今後は放牧に出され復帰戦は未定だが、師は「夏は交流重賞を使って、ジャパンCダートを目指したい」と早くも暮れの大一番を見据えていた。

 ◆グランドシチー 父キングカメハメハ 母レディクラシック(母の父ブライアンズタイム)牡6歳 美浦・相沢厩舎 馬主・友駿ホースクラブ 生産者・北海道新ひだか町の幌村牧場 戦績24戦8勝 総獲得賞金1億8762万7000円。

続きを表示

2013年3月25日のニュース