【高松宮記念】ロードカナロア 史上初電撃G1・3連覇!

[ 2013年3月25日 06:00 ]

ロードカナロア(中)が差し切って高松宮記念を制覇。右は3着ハクサンムーン

 史上最強スプリンターが誕生した――。G1「第43回高松宮記念」が24日、中京競馬場で行われた。単勝1・3倍、スプリントG1で史上2位となる単勝支持率60・6%(1位は98年スプリンターズSのタイキシャトル=68・6%)のロードカナロアが直線一気に末脚を伸ばして快勝、史上初となるスプリントG1・3勝目をマークした。勝ち時計の1分08秒1はコースレコード。また、安田師も史上初となるフェブラリーS(グレープブランデー)に続くG1開幕2連勝と記録ずくめの一戦となった。

【レース結果】

 ロードカナロアが史上初のスプリントG1・3勝目。偉業達成の瞬間はあっけないまでの完勝だった。ただ、ファンの見た目とは違った1分8秒1のドラマだった。発馬のタイミングが合わず半馬身ほどの出負け。岩田は相棒の立ち回りを絶賛した。

 「いつもは出るんですがタイミングが合わず…その後リカバリーしてくれた。馬に冷静さがなければできない。素晴らしいレース。本当に賢い馬だと感じます」

 急がせてポジションを獲りに行っても「道中、気負っていなかった」とジョッキー。レースセンスがずば抜けている。馬を怒らせないように調整してきた厩舎スタッフのファインプレーも陰にある。ためを利かせて直線へ。そこからは独壇場だ。岩田は胸を張る。

 「ゴーサインを出しても脚が上がりそうな心配は感じなかった。ゴールまで自信を持っていけた」

 2着ドリームバレンチノには1馬身1/4差。安田師は「見た限り、着差以上に楽に感じました」と強さを称えた。これで厩舎はJRAスプリントG1・4連覇を達成。当事者にしか分からない緊張感を「すごく疲れました」と振り返った。

 注目されるのは今後の動向だ。「レース後もケロッとしていた」と安田師。もはや国内に敵はいない。距離延長か、夏場の海外遠征か。そのいずれの可能性も低い。安田師が説明した。

 「距離は千二オンリーでいきたい。ずっとコンスタントに使ってきたので、休ませてもいいんじゃないかという話もしています」

 正式な決定はこれからだが秋に備えてスプリンターズS、香港スプリントの連覇に挑むプランが濃厚だ。

 岩田は力強く宣言した。「4冠、5冠という目標がある。勝ち取らないといけない馬」そして自身に対しては「今年は世界という目標を持っている」と語った。今週はジェンティルドンナでUAEで行われるドバイシーマクラシック挑戦。ワールドクラスの強い馬が日本にはいる――。今度はドバイで、そう世界にアピールするつもりだ。

 ◆ロードカナロア 父キングカメハメハ 母レディブラッサム(母の父ストームキャット)牡5歳 栗東・安田厩舎 馬主・ロードホースクラブ 生産者・北海道新ひだか町のケイアイファーム 戦績15戦10勝 総獲得賞金5億3065万900円。

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