【中山記念】北村宏 ダイワファルコン心身バランス◎

[ 2013年2月22日 06:00 ]

反撃態勢が整ったダイワファルコン

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、中山記念でダイワファルコンに騎乗する北村宏司騎手を直撃した。

【中山記念】

 ――ダイワファルコンですが前走の有馬記念は10着。レース前の雰囲気は?

 北村宏 前々走(福島記念1着)から8キロ増(514キロ)だったけど、太い感じはなかったし、むしろ雰囲気は良かったです。

 ――スタートから押して出していきましたね?

 G1ということでメンバーがそろっていました。だから、勝ち負けしようと思ったら自分がリズムに乗れる形の競馬を優先しなくてはダメだと思いました。それで少し出してでも前で競馬を、と思いました。

 ――3~4コーナーではさらに前へ進出。

 動かざるをえなかった面もあるけど、あまり後ろを待っても持ち味が出るとは思えないので、無理に抑えはしませんでした。

 ――最後は力関係と距離?

 その通りだと思います。少々弱い相手なら中山の2500メートルもしのげるけど、G1であの距離では苦しくなってしまいました。それに、結果的に先行勢には厳しい流れになってしまったのも痛かったです。

 ――今回は1800メートルで重量も1キロ減の56キロ。

 相手関係もG1より楽になっています。条件面で前走よりも好転しているのは間違いないでしょう。

 ――ただ、昨年のこのレースはスタートがいまひとつで9着に敗れている。

 昨年はパドックから気が入り過ぎている感じで、スタートが悪かった。道中、それを挽回しようと動いたせいもあって、最後は苦しくなりました。今年はそんなことはないと思います。

 ――中間はノータッチ?

 はい。いつも乗っている調教助手さんに任せています。ただ、最終追い切り直後に遭遇したので、馬体はみています。息の入りも毛ヅヤも良くて、状態は良さそうでした。

 ――助手さんと話した?

 もちろんです。馬場の真ん中を単走で追い切ったそうで、気持ちも体のバランスも良いそうです。良い結果を出したいです。

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2013年2月22日のニュース