石橋守 今週阪神で花道飾る!「もっと勝ちたかった」

[ 2013年2月22日 06:00 ]

感慨深い表情でヘルメットをかぶる石橋守

 JRAは2月が別れの季節。調教師に転身することが決まっている石橋守(46=フリー)と、飯田祐史(38=飯田明)の両ジョッキーが今週23、24日の阪神競馬でラスト騎乗を迎える。

 06年にメイショウサムソンで“ダービージョッキー”の称号を手した石橋守はステッキを置くことに「悔いはあるよ」が第一声。「もっと勝ちたかった、という悔いがね」と振り返った。

 ドバイワールドカップが創設された96年、第1回大会にライブリマウントで参戦。「歴史的名馬シガーの勝った年。ドバイは今ほどきらびやかじゃなく、建設ラッシュが始まっていた時」と、なつかしんだ。デビュー20年目の06年に皐月賞で初のG1制覇。ラスト騎乗となる24日は真理夫人と1歳3カ月になる長女が初めて現場で観戦するという。

 一方、飯田は「G1では2着と3着があるだけで結局、勝てなかった。騎手としての成績には反省するけど、自分の中で決めたルールを守って20年やってきた。フリーでは経験できないことも厩舎所属だから勉強になった」とトレーナーである父親(明弘師)に感謝の言葉を口にした。

 派手なことを決して好まなかった石橋守と飯田。調教師の顔は来週以降。騎手として最後の2日間に全精力を注ぐつもりだ。

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2013年2月22日のニュース