【10大ニュース】2位 ジェンティル牝馬3冠、JCも獲った!

[ 2012年12月31日 06:00 ]

ジェンティルドンナでJCを勝ち4冠を達成、両手を広げ声援に応える岩田

 浮き沈みの激しかったオルフェーヴルに対し、同じ勝負服(サンデーレーシング)の3歳牝馬ジェンティルドンナは、まさに快進撃の1年だった。年明け初戦のシンザン記念を快勝。続くチューリップ賞は4着に敗れたものの、桜花賞、オークスと強烈な末脚を武器に連勝。特にオークスは主戦・岩田が騎乗停止となったが、代打騎乗の川田が見事にエスコート。2着ヴィルシーナに5馬身差をつける圧勝だった。

 秋も初戦のローズSを順当勝ち。秋華賞は反応が鈍く接戦となったが、粘るヴィルシーナを鼻差ねじ伏せて史上4頭目の牝馬3冠を達成。春から4連勝で臨んだジャパンCでは、オルフェーヴルを直線ではじき飛ばす、牡馬顔負けのレースで、3歳牝馬として初めて同レースを制した。

 ブエナビスタ引退の翌年に出現した、ディープインパクト産駒の新女王。来年は凱旋門賞挑戦が有力視される。ロンシャンの森で牡牝3冠馬の夢の激突が再び実現するか。規格外の牝馬が、来年以降の日本競馬をけん引していく。

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2012年12月31日のニュース