【朝日杯FS】タマモベストプレイV3へまずは抽選

[ 2012年12月12日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=11日】南井厩舎期待の血統馬がG1にホコ先を向けてきた。タマモベストプレイは新馬、秋明菊賞とデビュー2連勝。2走続けて◎に推した柏原はG1でも…と注目している。母ホットプレイのこの兄弟はタマモホットプレイがスワンS、シルクロードSと重賞を2勝。タマモナイスプレイ、チャームポットが現在オープンに在籍、さらに3歳馬タマモトッププレイが格上挑戦で先週の六甲アイランドSを制してオープン入りを決めた。タマモホットプレイ、ナイスプレイなどを担当し、この血統を知り尽くす鶴田厩務員がこのベストプレイを手がけている。

 「顔はチャームポットとよく似ていて、走り方なんかは(タマモ)ホットプレイに近い。この馬が一番、気が悪いかも(苦笑)。運動中もヤンチャだし…。ゲートに入るまでが大変だけど入ってからはおとなしいし、競馬では凄く素直だね」

 鶴田厩務員は毎年、夏に時間をつくって北海道へ。浦河の信成牧場にいる母ホットプレイを見に行くという。「この兄弟はみんなお母さんとよく似ているよ」とのこと。兄や姉と同じく、弟も勝負根性はキラリと光っている。新馬戦はラスト1Fでグイッと伸びて逃げ馬をとらえ、前走はゴール前しぶとく脚を使って勝利をもぎ取った。

 「前走は2着馬(ティーハーフ)に差されそうな勢いだったけど最後にもうひと伸びして勝ってくれた。この中間も変わりなく順調。具合はいいし、何とか抽選をクリアしてほしい」

 今年は賞金900万円組が出走抽選の対象。確率は7分の5で、12日午後2時が“運命の瞬間”だ。ゲートインを信じて陣営は入念に調整を進めている。

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2012年12月12日のニュース