【天皇賞・秋1週前追い】ルーラー1馬身先着 完成期アピール

[ 2012年10月18日 06:00 ]

ルーラーシップ(左) は楽々と僚馬2頭に先着

 天皇賞・秋の1週前追い切りが17日、栗東トレセンで行われた。

 宝塚記念2着以来となるルーラーシップ(牡5=角居)は、CWコース3頭併せ。道中は最後方を追走し、直線は最内へ。中リベルタス(4歳1000万)、外エアハリファ(3歳1600万)の後輩馬相手に余裕の手応えで、徐々に加速しながらグイッと出て1馬身先着。6F82秒4、1F12秒1を力強く刻んだ。ゴール板を過ぎても手綱を動かし、とことん気合を注入。エアハリファ騎乗で先導役を務めた清山助手は動きを絶賛した。「いい感じのレベルまで来ているよ」

 ポテンシャルの高さ、雄大なフットワークが売りで、実は出走態勢になくても動きをよく見せるタイプ。よって、陣営も報道陣も調子を測りかねてきたが、この動き、雰囲気なら、ほぼ完調に近いと言える。「以前は粗削りなところがあり、そこが付け入る隙となってきたが、今はそれがない」と、同助手はついに完成期に入ったことをアピールした。香港G1勝ちはあるが、国内G1タイトルは、ぜひ欲しい。本格化なった5歳秋。休み明けでも、全能力を発揮できる態勢は整った。

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2012年10月18日のニュース