【日本ダービー】クラレント軽快!状態「ベスト」

[ 2012年5月26日 06:00 ]

<日本ダービー>橋口師の悲願を背負うクラレント

 クラレントは坂路を4F62秒2で軽快に駆け上がった。「ベストの状態」と見守った橋口師。短いフレーズに力を込めた。

 アイネスフウジンが勝った90年にツルマルミマタオー(4着)を送り込んだのがダービー初挑戦。6年後に1番人気ダンスインザダークで挑んだが、フサイチコンコルドに首差及ばず2着に惜敗した。「ダンスの時から、ダービーを勝ちたいという気持ちに拍車がかかった」と振り返る師。以降も04、09、10年と計4度の2着に泣いた。今回はそのダンスの子で、現役調教師最多の19度目のダービー挑戦。「それが一番の喜び」とほおを緩める。4年後の2月に定年を迎える指揮官は「競馬の神様に“まだ早い”と言われてきたが、時間も残り少なくなった」とつぶやいてから、語気を強めた。「クラレントのデイリー杯(2歳S)の勝ち方を思い出してほしい。有力馬にヒケを取る面は1つもない」。愛馬への信頼を胸に秘め、再び大舞台に立つ。

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2012年5月26日のニュース