【函館記念】意外な感触…丹内「洋芝だけが勝因ではない」

[ 2011年7月22日 06:00 ]

<函館記念>マイネルスターリーで重賞初制覇に挑む丹内祐次騎手

 ターフライター平松さとし氏の「キーマンの懐へ」は、函館記念の有力候補マイネルスターリーに騎乗する丹内祐次騎手(25)に迫った。

 ――マイネルスターリーは前走(巴賞1着)が約5カ月半ぶりの実戦。

 丹内 はい。それでもいい感じで仕上がっていたので力は出せる状態だと思いました。

 ――レース前の調教にまたがっていましたね?

 入厩して次の日には乗らせてもらいました。さすがに最初の頃はうるさいそぶりを見せていたけど、その後は落ち着いていい雰囲気で競馬を迎えられました。

 ――ゲートでうるさい面がある。

 そうですね。前走もそのあたりが心配だったのでスタートのタイミングには気を使いました。

 ――2コーナー過ぎに多少掛かりそうになった。

 一瞬、首を上げそうになったけどすぐに落ち着いてその後はいい感じで折り合ってくれたと思います。

 ――4コーナーは絶好の手応え。

 はい。前さえ開いてくれれば突き抜けられるという手応えでした。

 ――しかし、開いた後は多少モタつく感じに。

 スローペースで前が楽をしていたからかわすのに手こずりました。一瞬、届かないか?と思ったけど、最後は凄い伸びで差し切ってくれました。

 ――乗っていて洋芝が合う感じはする?

 いや、それが意外とそういう感じでもないんです。必ずしも洋芝だけが勝因ではないと思います。

 ――滞在が合う?

 もしかしたらそちらの方が大きいかも。滞在だとゲートの難しい面を出さずに走ってくれるのかもしれません。

 ――では今回もゲートの不安は考えないでいい?

 いいえ、乗る側としては細心の注意を払います。中間のゲート練習はおとなしいので競馬でもそうなってくれるように気を配って乗るつもりです。

 ――最終追いの時計は平凡(5F71秒5)だった。

 長めから行ったけど気合をつけたのはしまいだけ。それに外々を回っていたので時計は気にする必要はありません。追ってからの反応が良かったので状態は引き続き良さそうですよ。

 ――ハンデ58キロは前走で克服。

 そうですね。軽い馬との差がどうかだけど、この馬自身は問題ないので自信を持って乗ります。

 ――丹内騎手は初の重賞制覇が懸かる。

 勝った昨年の競馬もチェックし直しました。ああいう感じでうまく立ち回れるように、精いっぱいの騎乗をします。

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